出典元につきましては、可能な限りいろいろと調べました。誤記載などでご迷惑をおかけすることは本意ではなく、ご指摘を賜りましたら、お詫び申し上げ 訂正致します。
出展:第?回個展リーフレット 年次不詳 銀座松屋にて開催
裏面に略歴とともに長倉氏の絵に対する姿勢が語られていますが、中原中也に惹かれたご自身の胸中が偲ばれる文面です。
見開き裏には月山の絵とともに、作家の森敦氏が寄稿しています。
そこには、新井満氏との引き合わせが紹介され、まさに月山を描くことが本命であるかのように長倉氏を称えています。結びに広く認められる芸術に昇華されゆく願望を記されています。
出展:第6回個展リーフレット 1985年3月 松屋銀座にて開催
見開き面面に「カプリ島の青いバス」と個展表題を記載
見開き裏面の「牧神の午後」は、ドビュッシーの牧神の午後からインスパイアを得た作品。
作家の井上靖氏は、長倉氏の作品の生命は、パステルでなければ生まれ得ないのではないか、との心情から詩人画家のように評されています。
ギャラリーページの「彷徨」「飛翔」の蝶々らしき作品は、井上氏の小説「しろばんば」からのインスパイアではないかと感じています。
出展:パーソナル誌 日経ホーム出版社(現 日経BP社) 1985年 38号
インタビュー記事
パステルとの出会い 詩的なものとの共鳴などが紹介されています。
長倉氏の背面に映る作品「バーグマン」と左ページの「ガルボ」はともにギャラリーにてアップしてあります。
出展:マリ・クレール誌 ハースト婦人画報社 創刊3周年?号(1985年)
インタビュー記事
具象や抽象にとらわれず、混沌の中から心象表現へつながる作品性について述べています。
作品「ガルボ」「牧神の午後」「彷徨」はともにギャラリーにてアップしてあります。
LPレコード「組曲 月山」 キングレコード株式会社 1976年
歌唱:新井満
表題字:作家の森 敦氏による揮毫
カバー絵:長倉氏のパステル画「月の山」
曲名
月の山 花の寺 紅葉残響 墨絵の村 天の夢
ミイラ 燃え立つ山 大根3/4 GENSUKE 死の山
文章:森 敦
作曲:新井 満
曲名にちなむパステル画をギャラリーにてご覧いただけます。
「愛の妖精」
旺文社文庫 ジョルジュ・サンド著 訳:篠沢秀夫 訳 カバー絵:長苦楽祐好
長倉祐好氏は、ペンネーム「長苦楽祐好」として同小説のカバー絵を手がけていました。
SFマガジン 早川書房 1973年6月号
同マガジン内に掲載される物語のひとつに長倉氏による4点の挿絵が使われています。
「魔法の窓」ロバートFヤング著 訳:伊藤典夫 画:長苦楽祐好
また、このマガジンには、当時は若く、現在ではあまりにも有名な作家達が名を連ねてSFの未来を鼓舞しています。