マットボードの定期的なメンテナンスが大切なコレクションの寿命を延ばします。
気になる時は、お問い合わせ下さい。 フレーム 0475-73-4549
ミューズ社「スーパーバリアシート」は額縁の背面からの湿度対策を図ると同時に作品を劣化要素から護る必需素材です。当店では必要な全ての額装に設置しています。資料保存の安全指標であるPAT試験合格素材です。
中性フィルム素材で、強酸・強アルカリに長期間接触していても自ら劣化しないばかりでなく、接触している紙資料にも安全で理想的な素材です。
より安全な保護タイプのブックマット形状をおすすめしています。
作品止めには、スーパーバリアシートを加工して設置する場合もあります。
当店は、劣化の速度をいかに抑え込むか、という課題に対して積極的に取り組んでおり、安全な素材を額装の構成材に採用しています。
■通常アクリル板 厚み:2ミリ 3ミリ ガラス 厚み:約1.5〜2.5ミリ
■保存額装用アクリル板(※)(紫外線カットおよび低反射仕様) 厚み:2ミリ 3ミリ
■Tru Vue紫外線カットガラス(低反射仕様)厚み:約2ミリ
※紫外線99%カットのアクリル板を扱っています。/ 美術館 博物館 資料保存機関での採用実績がある素材です。
当店オリジナルにつき、ご注文をお受けしてからの製作となります。保存が特に求められる作品や資料にお使い戴けます。
ガラスや傷ついたアクリル板のみの交換も承っています。
ガラスは傷つきにくく、伸縮もほとんどなく、設置後のクリーニングも容易です。しかし、地震や移動時の落下による破損は、身体やガラスのみならずフレーム枠や作品へもダメージが及びます。これは、額縁構成材料の重量が必要以上に重いため、起きやすい印象があります。また、紫外線の透過率が高く、作品の色分解のみならず、支持体の劣化を招きます。
物理的な視点からは、ガラスは熱伝導率がアクリル板に較べて大きいため、表裏の温度差が生じにくく、したがって結露の心配はアクリル板ほど必要ありません。アクリル板の場合、温度差がある部屋では作品との間に空間(空気層)を確保しておかないと、結露でマットや作品にカビを発症させる原因になります。いずれにしても、ガラスおよびアクリル板に作品が直接的に触れるような額装は避けて下さい。
フレームではマットボードやガラスの交換も展示空間を考慮しながらアドバイスさせていただいております。